保健・衛生に関する活動

予防接種

法律で勧められて公費で行われるもの(定期接種)と、個人の希望による任意のもの(任意接種)があります。
定期接種(B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合、五種混合、BCG、麻しん・風しん、水痘、日本脳炎、二種混合、子宮頸がん、高齢者用肺炎球菌)ならびに一部高齢者・小児のインフルエンザについて医師会に委託されております。
委託された定期接種、並びに任意接種について「かかりつけ医」が個々の体調をチエックした上で個別に接種しています。
予防接種委託実施医療機関には毎年日本医師会が行っている「子ども予防接種週間」の協力をしていただいております。
また予防接種に関し医師会員に対して研修会も行っています。

乳幼児健康診査事業への協力

3歳児健康診査は保健センターで行われる集団健康診査で、医師の派遣等で協力しています。
4ヶ月健康診査・1歳6ヶ月健康診査・5歳児健康診査は委託された開業医で個別に行っています。
一年中いつでも受けられます。
詳細は各自かかりつけの医師にお尋ね下さい。
5歳児健康診査は岐阜市独自のもので心の発達、親子の関係等にも注意して診ています。

成人健康診査(住民健診)

従来の節目検診は廃止されすべての40歳~74歳の方は特定検診・保健指導の対象となります。
詳しくは「わかりやすい特定健診保健指導」をご覧下さい。
女性の子宮がん健康診査についても産婦人科医会が積極的に協力しています。

学校保健に関する活動

園医・学校医活動の協力

就学・就園児の健康診査・定期健康診査・学校保健委員会への参加

感染症予防などに関する活動

感染症の定点報告、全数報告に協力し、流行性疾患の把握と感染拡大に対処できるように情報の周知、共有に努めています。

学校保健に関する情報の伝達
小児生活習慣病(小児成人病)の予防

生活習慣の変化により小児期から成人病の予備軍が増えています。
血液検査を行うことで変化を早く捉えて生活習慣を改善し、疾病予防に繋げます。
対象は小学校5年生です。
平成7年からは岐阜市内全ての5年生を対象に希望者のみ血液検査を実施しています。
毎年約3,000名の児童が検査を受けています。

学校検診(心臓・腎臓疾患)

岐阜県医師会が中心となり岐阜市医師会、学校医も協力して児童生徒の心臓腎臓検診を行っています。
小学1年、4年、中学1年、高校1年生の3学年毎の計4学年に標準12誘導心電図検診が行われます。
このうち要精査と判定された児童生徒は校医の指示を受け心臓疾患管理票を持参して専門医療機関を受診します。
腎臓検診:学校検尿は毎年春に小学校、中学校の児童を対象に行われます。
平成16年度からは二次検尿陽性者についての判定を行うため学校腎臓検診判定委員会が設立されました。
腎臓疾患を早期に発見することで、将来腎不全や透析に至らないように努めています。