動脈血酸素分圧(PaO2)を測定する代わりに、動脈血の酸素化レベル(動脈血酸素飽和度、SaO2)と脈拍数を、簡単に、即時に、連続的に、かつ非侵襲的に、測る器具です。
センサーで指先を挟み、指に波長の異なる2種類の光を当て、透過した光の量を測定することにより、動脈血酸素飽和度を算出します。動脈の拍動は血液流量の変化によります。動脈血と静脈血や軟部組織とを識別するには、脈拍に一致して拍動する動脈成分に着目することによります。
麻酔や集中治療のモニター、循環不全や呼吸不全の患者さんの管理、特に在宅酸素療法には欠かせません。
動脈血酸素飽和度と動脈血酸素分圧の関係は、酸素解離曲線で示されます。動脈血酸素飽和度は通常97〜100%です。
在宅酸素療法健康保険適用基準の、PaO2の55TorrはSpO2の88%に、PaO2の60TorrはSpO2の91%に相当します。(文責:服部素子)